昨年の12月、私は肛門周囲膿瘍という、肛門のトラブルに悩まされた。
はじめは小さかった腫れが少しずつ膨らみ、最後は痛みでサドルに乗れない状況になった。
耐えかねて、病院を受診。即日切開排膿。
最終的には痔瘻となるため、医師から根治術が必要だと言い渡された。
それから4ヶ月が経とうとしている今、私はついに手術を受けることを決心した。
それは突然に
肛門の痛み
もともと、肛門の周囲が荒れやすく、運動の後なんかは痛みが出ることが多かった。
自転車ロードレースの練習のため、一度に120km、4〜5時間程度硬いサドルに跨がることも多かったのだが、いつも調子が悪くなるというわけでも無く、そこまで気にならなかったのだ。
しかし、昨年の8月頃から肛門の端っこに、ぽこっとした腫れと、いつもと違う痛みを感じた。
いよいよ痛くなって
2〜3日で腫れは引き、いつもの調子に戻っていた。気がつけば、その痛みなど、とうに忘れていた。
しかし、それから4ヶ月後、奴は再び顔を出したのだ。
座っても、歩いても痛かった。気がづけば、小指の爪ほどの大きさのしこりが触れ、怖くなって病院を受診した。
医師から、「少し小さいけど、ちょっと切って膿をだすよ」と。
「あっ、、、」という間に麻酔の針による痛みが走る。
思わず「いたたたっ」と声が出たのを覚えている。
処置の最後、医師から「肛門周囲膿瘍」というものであること、メスで切開した後、この穴はなかなか治らず「痔瘻」というものになるということ、「痔瘻」には「根治術」が必要になることを説明された。
時間のある時でいいから、手術した方がいいよ、と言われ、病院を後にした。
対処は早めがいい
切開排膿後の生活
時折チクチクするような痛みが出ることもあったが、切開排膿後はとても楽だった。
正直、このままでいいかな、と思ったほどだ。
今思えば、切開排膿は局所麻酔を打つため多少痛みはあるが、それでも先々の不安が減るという意味では医師に早く見てもらって正解だったと思う。
今後について
いよいよ手術を勧められた
それからというものの、調子がだいぶ良かったため、手術しようか迷っていた。
しかし、その1ヶ月後、再度腫れが出現し、痛みを伴ったため、不安になった僕は再度病院を受診したのであった。
医師からは、「前も言ったけど、手術はできればした方がいいな」ということであった。
今は比較的浅いところに、一つのトンネルができているだけのようだが、放っておくとそのトンネルが枝分かれして、治療に難渋するとのことであった。
その後職場の上司と相談し、急遽だが、3月も末に近くこのタイミングで、手術入院をすることにした。
手術までにしておくこと
特にない。
ただ、今回の肛門周囲膿腫は、下痢などが原因によって引き起こされるらしく、炎症などをはじめとした下痢の原因が腸にないかは調べるようだ。
私は手術の前日に入院し、大腸の内視鏡検査を受けることになっている。
私は前日の20時までに、素うどんだけ食べて良いという指示を受けている。
シリアルやオートミールなどは、内視鏡検査の際に腸の内壁にこびりついてしまい、検査自体に差し支えるとのことで、できればそれより前から食さないようにしてほしいそうだ。
入院期間は手術から7〜10日前後。
感染のコントロールも必要とのことで、これくらいになるそうだ。
完治までは1.5ヶ月程度と言ったところで、その間はあまり立ち仕事などをしてはいけないそうだ。
もともとバリバリの医療専門職であったが、今はデスクワークに落ち着いているので、退院後は円座クッションでも買って、仕事をしたり、こうしてブログを通じて体験談でも書こうかと思っている。
先々のことを思うと
大好きな自転車と、そのトレーニングが一旦中断になるのがもったいないなと言ったところ。
ただ、大切な体であるから、できれば早いうちに治しておきたかった。
お別れ会
友人がしばらくは練習会に参加できないことと、大好きなお酒が飲めないとのことで、外でごく簡単にお別れ会をしてくれた。
美味しいクラフトビールを飲みながら、これからのことを話したり、実は痔で悩んでいて手術が心配でなかなか踏み出せないでいたことなどを聞いた。
もしかしたら、同じように痔瘻で悩んでいる人いるのではないか?
この記事が、同じような方々の励みになれたら幸いだ。
注意
医師曰く、先ほど書いたように肛門周囲膿瘍は放っておくと重症化したり、最悪癌に進展することもあるそうで、早めに診察をされた方が良いとのことでした。
自己判断される前に、早めに専門医の診察を受け、適切な対処をされることをお勧めします。
と言っても、手術はいよいよ今週。
Wi-Fiも借りたし、この際尻の痛みに耐えつつ、自由にブログの勉強したり、論文書いたりしようと思う。
早く楽になりたい、、、
それではまたっ!