長かった2日目も、長いロード区間を進んでいるうちにあっという間に過ぎ、第5エイド(忍野)に到着する頃には日没を迎えようとしていました。

私は着替えを済ませ、補給食をザックに追加。さらにカップラーメンとお菓子を食べ、ようやく一息つくことができました。

エイドの体育館を出て空を見上げると、空はオレンジ色に染まり始めていました。

「いよいよ2度目の夜が来る」

「眠くならないだろうか」

2日間にわたって夜を越えるトレイルレースは、もちろん初めての経験です。

自己最長距離となる105kmを越え、期待と不安が入り混じる日没の中、自分自身の限界に挑みます。

今回は、Mt.FUJI100の第5エイド(忍野)から第6エイド(山中湖きらら)まで、第6セクションのコースを実際の走行データとともに振り返ります。

本記事に掲載している走行データは、Polar社製スマートウォッチ(Vantage V3)で記録し、Polar Flowで解析したデータに基づいています。
※各セクション全体の区間距離のみ、大会公式値を使用しています。

本記事に掲載しているデータおよび内容は、読者の皆さまの完走を保証するものではありません。
また、大会コースは変更される可能性があります。必ず大会公式サイトで最新情報を確認し、試走が可能な区間での事前確認を含め、十分な準備を行ったうえで大会に参加してください。

私のMt.FUJI100mi 2026のレース結果について

 ・トレイルレース歴:約5年(2026年時点)
 ・合計時間:約38時間(完走)
 ・順位:総合500番台
※ランニングと歩きを続けながらなんとか完走できたレベルです。

第6セクション全体のコース記録

第6セクション全体のコース記録
  • 出発:第5エイド(F5:忍野)
  • 到着:第6エイド(F6:山中湖きらら)
  • 走行距離:9.3km(オフィシャル値)
  • 所要時間:2時間02分
  • 平均ペース:12:34分/km
  • 上り坂の走行距離:2.56km
  • 上り坂の平均ペース:15:17分/km
  • 下り坂の走行距離:2.33km
  • 下り坂の平均ペース:25:21分/km
  • 獲得標高:357m
  • 獲得下降:314m

第5エイドを出てから約3.5kmはロードを進み、その後は平尾山へ向かうトレイルに入ります。

高低図を見ても、大きく登った後に下るという比較的シンプルなコースであることが分かります。

区間距離も9.3kmと短く、19時頃には次のエイドに到着できる見込みだったため、出発時点ではそれほど大きな問題にはならないだろうと考えていました。

とはいえ、平尾山へ向かって約300mの登りが待っています。

さらに、この次のセクションは全セクションの中でもかなりハードになることが分かっていたため、ここで時間貯金を大きく崩さないように進む必要がありました。

第6セクション各区間のコース記録

前半のロード区間で日没を迎える

第5エイドを出てしばらくは、畑の間を抜けるロード区間が続きます。

私の場合、このロード区間で日没を迎えました。

2度目の夜に備えてヘッドライトとウィンドブレーカーを装着。

さらに、第5エイドで多めに食事をとったため、差し込みなどの腹部トラブルを起こさないよう、出発後1時間ほどは比較的ゆっくり歩いて進みました。

結果的に、その後も腹部のトラブルを起こすことなくレースを続けることができました。

平尾山の上り|第6セクションの登坂区間

の区間のコース記録
  • 距離:2.2km
  • コースタイム:35分
  • 平均ペース:14:30分/km
  • 獲得標高:303m

夕暮れの中を進み、平尾山へのトレイルに入って間もなく辺りは暗くなりました。

ここからヘッドライトを点灯して進んだと記憶しています。

第5エイドを出発したばかりの選手も多く、前後にはまだランナーの姿がはっきりと見えていました。

登りの斜度は比較的急です。

これまでの登り区間と比べても時間がかかり、平均ペースは普段の登りより2分/kmほど遅くなっていました。

心拍数もZone 3を維持しており、100km以上を走った身体には疲労を感じる登りとなりました。

平尾山の下り|夜間のトレイルを進む

の区間のコース記録
  • 距離:2.32km
  • コースタイム:25分
  • 平均ペース:10:56分/km
  • 獲得標高:287m

平尾山からの下りは、すでに完全な夜道です。

そんな中でも、多くの選手がかなりのスピードで走り下っていくことに驚きました。

「みんな元気すぎる!」

100km以上を走って疲労した脚に加え、土地勘も十分ではない私にとって、周囲のランナーとの実力や経験の違いを強く感じた区間でした。

ところどころ荒れたトレイルや木の根など、足を取られそうになる場所もあります。

周囲につられてペースを上げたい気持ちを抑え、転倒しないことを優先して確実に下りました。

記録上は予想していたよりも速く通過できましたが、前後の選手からはかなり遅れを取ったように感じます。

第6エイド(山中湖きらら)へ向かう終盤のロード区間

最後は約1kmのロード区間です。

遠くには第6エイドと思われる明かりも見えていました。

「もうすぐ着く」

そう思ったものの、そこから実際のエイドまでは思いのほか長く感じました。

周囲の選手とも、

「まだですかね?(笑)」

などと話しながら進んだことを覚えています。

公園内に入ると、間もなく第6エイドが見えてきます。

これで第6セクションは終了です。

第6エイド(山中湖きらら)に到着!

ひとつ前の第5エイドで十分な補給を行っていたことに加え、このセクションの移動時間は約2時間でした。

そのため、第6エイドではトイレと水分補給を済ませ、次のセクションに備えました。

  • 到着日時:4月25日 19:27
  • スタートからの経過時間:26時間
  • 総合順位:667位(↑121位)

第6エイド(山中湖きらら)の地元おもてなしメニュー

第6エイドでは「豚汁」をいただくことができました。

第5エイドで十分に休んだとはいえ、すでに2度目の夜。

そろそろ温かい食事が欲しくなってくる頃です。

そんなタイミングでいただく、熱々の豚汁!

優しい塩加減と程よく入った野菜が疲れた身体に染み渡り、目が覚めました(笑)。

エイドには六花さんの姿も

そして、このエイドには大会プロデューサーの福田六花さんの姿もありました。

思い切って声を掛けてみると、気さくに応じてくださり、一緒に写真も撮らせていただきました。

こうしたちょっとした交流があるのも、Mt.FUJI100のいいところ。

長いレースの途中で、うれしいひとときになりました。

第6セクション(第5エイド→第6エイド)のまとめ

第5セクション(第4エイド→第5エイド・忍野)のまとめ
  • 第5エイド(忍野)から第6エイド(山中湖きらら)までは9.3kmと比較的短いセクション
  • 前半はロードが続き、平尾山へ向かって約300mを登る
  • 平尾山の下りは夜間となるため、周囲のペースにつられず安全に下ることを優先
  • 第5エイドでしっかり補給できていれば、第6エイドまで比較的短時間で移動できる
  • 第6エイド到着時点でスタートから26時間。ここから2度目の夜の本格的な難所が始まる

残すセクションはあと3つ。

しかし、ここから先は、私にとってすべてが難所です。

きつい登りと登り返しが続き、最後のセクションでは第2セクション以来となる長時間の登坂が待っています。

来年以降、Mt.FUJI100の100マイルに挑戦される方の参考になれば幸いです。

(つづく)

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※この記事は、2025年12月2日〜2026年4月26日時点の情報および筆者の実体験に基づいて記載しています。
※本記事では、一部に生成AIによるイメージ画像を使用しています。これらの画像には、実際の写真や状況をもとに生成・加工したものが含まれており、実際の風景・人物・配置・服装等とは異なります。

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